植物の体の中では,私たちの想像をこえる活発な活動が,常にくりひろげられています。 アメリカのカリフォルニア州に生える「セコイア」とよばれる巨樹は,高さ100メートルをこえる幹の先にある葉まで水をくみ上げます。巨樹は,いったいどのようなしくみで水をくみ上げているのでしょうか。 インドネシアのスマトラ島の熱帯雨林に生える「ショクダイオオコンニャク」は,8年から十数年もの準備期間をへて,高さ最大3メートルにもなる巨大な花を咲かせます。その花の香りは,腐った肉のようだといいます。なぜそのような強烈なにおいを放つのでしょう。 本書は,花と植物の世界を,美しいイラストと写真で紹介する1冊です。サクラやバラなどの身近な花についても,科学的に紹介しています。ぜひご一読ください。
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