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「降水確率」「平均寿命」「偏差値」など,身のまわりには,確率や平均など,さまざまな数値が登場し,わたちたちはその数値をもとに物事を判断したり,進路を決めたりします。
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地球にはさまざまな生物がいます。クジラのように大きな生物から,細菌などの微生物まで,まだ知られていない生物も含めると,その数は数千万種とも1兆種ともいわれています。生物には,見た目や大きさはちがっても,共通している部分があります。それは,生物が細胞からできていて,その中にはDNA という遺伝子がおさめられているというところです。細胞ひとつだけで生きているゾウリムシも,何十兆個もの細胞でできている人間も,同じしくみで生きているなんて不思議だと思いませんか?
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現代は,ストレスの多い時代です。そのため,うつ病や睡眠障害などの精神の病気が,社会に広まっているといわれています。日本人の15人に1人が,生涯のうちに1度はうつ病にかかるという報告もあります。
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合成生物学は研究室の枠を越えて,世間でも活発な議論を呼んでいる成長著しい科学技術分野です。さまざまな環境問題やエネルギー問題,再生医療などの分野で幅広く活用できると大きな期待も寄せられています。しかし,バイオテクノロジーの新たな発展は,倫理的な議論にも火をつけやすく,一部の人によって大きく非難されてきているのも事実です。また,人によってつくられた生命に対する有害な社会的・政治的反応が実際に起こりうると恐怖を感じている人すらいます。 本書は,環境や健康,工学的利用や基礎研究をはじめ,文化に与える影響などで章を立て,合成生物学の真の姿を描き出しています。急速な発展を遂げる「合成生物学」は,人間がもたらした環境破壊,そして崩れつつある生態系を打開できると著者は述べています。また人間の進歩だけではなく,地球を回復させる手立てとなるかもしれないという,合成生物学の可能性を解説しています。そうした合成生物学に関して知 っておきたい興味深い内容をコンパクトにまとめた,入門書として最適の一冊です。
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「恐怖」という感情は人間だけでなく,ネコ,イヌ,ネズミ,ウマ,あらゆる生物が持っています。この「恐怖」という感情をなぜ持っているのか,考えたことはあるでしょうか?「恐怖」という感情は生物に備わった,本能のようなものです。例えば,ネズミはネコの匂いを恐れる本能を持っており,ネコの姿を一度も見たことがなくとも,匂いで存在を察知できるのだそうです。同様に、 人間もまた,恐怖を感じることで自分の身を守り、種を守って進化を遂げてきました。恐怖があるからこそ,危険を察知できるというパラドックス......。実は恐怖とは,ネガティブな感情ではなく,安心へと結びつくポジティブな側面を持っています。逆に安心感は,追い求めれば追い求めるほど,恐怖心を募らせていくという側面を持っています。本書は「個人と社会に幸福をもたらす恐怖のコントロール方法」,「恐怖が想像力と結びつく仕組み」,「恐怖から学び,癒やしに結びつける人間の潜在能力」など,心理学的アプローチで「恐怖」がもたらすさまざまな効果を解き明かします。本書を読むことで,恐怖について思いもよらなかった効果を知ることができるでしょう。今まで悪い感情だと思っていた「恐怖心」と,良い感情だと思っていた「安心感」について,価値観の転換をもたらすユニークな1冊です。
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新型コロナウイルス(Covid-19)が出現する前から,人類は感染症の脅威と戦い続けてきました。スペイン風邪,ペスト,天然痘,コレラ,HIV(エイズ)などのほか,SARS,世界的に大流行した新型(H1N1型)インフルエンザ,致死率80%を超えるエボラ出血熱など,次々に出現しています。 新薬を開発しても,ウイルスは突然変異を起こして新型を生み出し,耐性をつけ,進化し続けます。こうした状況が続くなかで,私たちはどうすればよいのか? 今,本当に知っておくべき正しい知識とは? そもそもどのようにしてうつるのか? 重症化を防ぐ条件とは? なぜ,制圧できない感染症が存在するのか? 今後,人類と感染症の闘いはどうなっていくのか? さまざまな疑問に,本書はわかりやすく的確に答えてくれます。
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東大に合格できる人は,その親も頭がいいのだろうか? オリンピックの金メダリストは代々,運動神経がいいのだろうか? このように,「遺伝」というものについて,考えたことはないでしょうか? 遺伝とは,古代から何千年にもわたって考えられ続けてきたテーマですが,差別や偏見にもつながる,誤った考え方が正しいとされたこともあり,生命の神秘でありながら、男尊女卑・人種差別の歴史でもあります。本書では,そうした歴史的に長く,誤って捉えられてきた遺伝に関する考え方から,遺伝の歴史的発見,優生論やジェンダーなどの歴史的考察、現代における遺伝子解析や遺伝子治療など,遺伝に関するさまざまな解説をします。古代ギリシャのアリストテレスの時代から現代の医療,果ては未来に至るまで,「遺伝」に対する考え方の変遷と,正しい知識が身につく一冊です。
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アリ研究の第一人者にして,二度のピューリッツァー賞受賞の世界的生物学者がいざなうアリの世界の物語です。社会生物学の提唱者としても広く知られるウィルソン博士がこれまで著した,数々の学術書とは異なる,初めての自叙伝であり,アリの世界の解説書といえます。子供の頃にアラバマの森でアリに出会って以来,80 年にわたってアリを研究している博士の目を通してみる世界は,驚きと喜びに満ちています。約25 種類のアリに焦点を当て,遺伝的に優れたその生物がどのように匂いを嗅ぎ,会話し,戦うかを教えてくれます。世界で最も獰猛なアリとその理由,味覚と臭覚で会話するアリについてなど,長年の研究を通して知り得た不思議な事実の数々は,生命の賛歌でもあります。 博士がどのように世界有数の生物学者になったかもわかるこの書は,「将来は科学に関わる仕事に携わりたい」と思っている学生のみなさんにもぜひ読んでいただきたい一冊です!
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世界各地に基地を持つ,世界最強のアメリカ空軍。元々はアメリカ陸軍の一部門でしたが,1947年に独立し,誕生しました。当初,保有する機体はわずかでしたが,試行錯誤を重ねて,さまざまな機体を開発し,今や,保有する機体の数は7,000機以上に及んでいます。 本書は第二次世界大戦中から現在まで開発されてきた,アメリカ空軍のジェット戦闘機19機種を紹介。部隊ごとに異なるタイプの機体や,エースパイロットが搭乗した専用機など,全200タイプの機体を美麗なイラストで紹介するとともに,開発の歴史や性能,戦歴などを追います。アメリカ空軍が開発してきた戦闘機の全容がわかる1冊です。
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SF映画やSFドラマには,人間と同等の知能を持つロボットやアンドロイドが登場し,人間と変わらない振る舞いをします。そのような存在は,あくまで想像の産物なのでしょうか? それとも,実現可能なテクノロジーなのでしょうか? 人工知能の第一人者でありながら,科学哲学も専門とする筆者は,人工知能が人間と同じ思考力を持つためには,「知能とは何か」ということについて考える必要があると説き,哲学的な考えで知能そのもの考察。「機械が持ちうる知能」について,独特の考えを展開します。本書を読むことで,人工知能とはテクノロジーにとどまらない,人間という存在や世界全体にもかかわる,壮大なテーマであることがわかるでしょう。 本書は人工知能の変遷と開発の歴史を追いつつ,筆者の考えを展開。「人工知能がどのように誕生したのか」,「これまで,人工知能が何を達成してきたのか」,「将来,人工知能はどのように進化していくのか」がわかります。哲学的なアプローチで人工知能を考察した,ユニークな1冊です。
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人間の心の働き以上に魅力的なものはあるでしょうか? 本書は心理学界の著名な人物,研究や理論,出来事など,上下巻合計250 の重要トピックが,紀元前1 万年から現代までの時系列に整理された心理学の歴史大事典です。心理学と科学史を専門とするウェイド・ピックレン博士が,古代の幸福哲学から骨相学,性的タブー,電気ショック療法,多重人格障害,悪の性質など,物議を醸すトピックもわかりやすく解説します。1トピックが1ページに簡潔にまとめられており,美しい関連写真や絵画なども掲載されているので,とても読みやすく,論理的理解と視覚的なインスピレーションを同時に味わうことができます。 心理学や歴史に興味のある人,心理学を学ぶ学生の方にはもちろん,自分自身と世界についての理解を深めたいすべての人におすすめです。
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人間の心の働き以上に魅力的なものはあるでしょうか? 本書は心理学界の著名な人物,研究や理論,出来事など,上下巻合計250の重要トピックが,紀元前1万年から現代までの時系列に整理された心理学の歴史大事典です。心理学と科学史を専門とするウェイド・ピックレン博士が,古代の幸福哲学から骨相学,性的タブー,電気ショック療法,多重人格障害,悪の性質など,物議を醸すトピックもわかりやすく解説します。1トピックが1ページに簡潔にまとめられており,美しい関連写真や絵画なども掲載されているので,とても読みやすく,論理的理解と視覚的なインスピレーションを同時に味わうことができます。 心理学や歴史に興味のある人,心理学を学ぶ学生の方にはもちろん,自分自身と世界についての理解を深めたいすべての人におすすめです。
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中学校で,あらゆる物質は「原子」でできていると習った記憶はありませんか。この原子をもっともっと細かくしていくと最終的に何に行き着くのでしょうか。「あらゆる物質は,原子よりもうんと小さな極小のひもでできている!」。これが超ひも理論の考え方です。ひもがぶつかったり,くっついたりすることで,さまざまな自然界の現象が引きおこされているのだといいます。
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★永久保存版・本格図鑑シリーズ第11弾★
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夜空には,たくさんの星が輝いています。その中でも,「天の川」とよばれる帯状の領域には,とくに多くの星が集中しています。なぜ天の川に多くの星が集中しているのか,不思議に感じたことがある人もいるのではないでしょうか。
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現在,うつ病は先進国で最も一般的な精神疾患で,WHO(世界保健機関)の推定によると,世界人口の約15%が,一生涯のいずれかの時点でうつ病を経験します。しかし,うつ病という概念はいまだに定まっておらず,「感情や気分の状態としてのうつ」なのか,「個人の人格としてのうつ」なのか,「精神障害としてのうつ」なのか,はっきりと区別はついていません。 本書は,うつ病が「メランコリア」と呼ばれていた古代ギリシャの時代から精神疾患の歴史をたどり,ジークムント・フロイトといった近代精神医学の父と呼ばれる人たちのうつ病に対する考え方などを紹介。うつ病の概念を論ずるとともに,精神障害の分類がどのように発展し,昔ながらの治療法から、いかにして現代的なうつ病・躁うつ病の治療法へと進化していったのかを説明します。 うつ病に関して知っておきたいことをコンパクトにまとめた,入門書として最適の1冊です。
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犯罪学者という言葉を聞いて,どのようなイメージが思い浮かぶでしょうか? スマートな推理で殺人犯を特定する名探偵のような存在でしょうか? 緻密な分析で事件を解決に導く捜査官のような存在でしょうか? 実際の犯罪学者は,刑事ドラマやサスペンスに登場するようなヒーローとは異なり,「犯罪」という存在そのものに向き合い,犯罪の傾向や犯罪性の本質,防犯の方法などを地道に研究しています。 犯罪学は比較的新しい学問で,その起源は18世紀後半にあります。それまで「犯罪学」という名称は存在せず,学問分野として認識されたのは20世紀に入ってからのことです。本書は,現役の犯罪学者が犯罪学の歴史をたどりながら,「犯罪を行うのはどのような人なのか?」,「犯罪はどのくらい発生しているのか?」,「犯罪を防ぐにはどうすればいいのか?」など,さまざまなテーマで多角的に犯罪学を語ります。 誰もが犯罪の被害者になり得る現代社会。本書を読むことで,犯罪の傾向や,犯罪が起こりやすい場所,犯罪を防ぐ方法など,犯罪のことを正しく理解することができるでしょう。
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二次方程式,微分積分……。中学,高校で数学につまずき,それ以来,数学が苦手という方は少なくないでしょう。それは,教科書が無味乾燥で「楽しくなかったから」かもしれません。 本書は,イラストや図をふんだんに使用した,「楽しく学べる」数学の本です。数学の主要な分野を「古代」「ローマ・中世」「近代」「19世紀」「20世紀以降」の五つの年代に分け,主な定理や発見,そしてそれらを世に残した数学者たちの功績や生涯をたどりながら解説していきます。構成は一つのトピックにつき1ページ。3分ほどで読める構成なので,気が向いたときに読むことはもちろん,一気にすべてを読み進めることもできます。 数学を敬遠してきた人も,数学をおさらいしたい人も,きっとご満足いただける内容です。
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「知恵ある人」を意味するホモ・サピエンス。その名にふさわしく,人類は有史以来,多くの謎に挑んできました。古代エジプトの解剖学が現代の遺伝医療へ、 古代ギリシャの哲学や物理学が量子力学へ発展をとげるまで、 人類は「なぜ?」と問い続け, その答えを探究し続けてきました。「宇宙はどうなっているのか?」「自分たちが住む地球とは?」「そもそも人間とは?」̶̶ あらゆる謎を解き明かそうと試みてきたのです。 本書では 美しいイラストと数々の興味深いエピソードとともに数学,医学,化学,物理学,脳科学,遺伝学,コンピュータサイエンスまで,古今東西のあらゆる科学の歩みをたどります。
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10を何回くりかえしかけ算すると,1000になるでしょうか? 答えは3回です。「対数」とは,このように,かけ算をくりかえす回数をあらわすものです。高校の数学で登場し,たくさんの高校生を苦しめているようです。
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恐竜は,今から約2億3000万年ほど前にあらわれました。姿かたちや大きさもさまざまに進化し,なかには全長が30メートルを超えるような巨大な恐竜もいました。彼らは,約1億6000万年ものあいだ繁栄し続けたのです。
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ハリのある肌になるために,「コラーゲン」を補うのがいいという宣伝文句を,一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。しかしコラーゲン入りの食品やサプリメント,化粧品をいくら使っても,残念ながら,肌にハリは生まれないようです。
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数々のジャーナリズム賞を受賞するサイエンスライター,スティーヴン・オーンズが数学を用いた芸術「マス・アート(数学アート)」の世界へと読者を誘います。本書では,色鮮やかな珊瑚のような幾何学のかぎ針編み,空間充填曲線で覆われた65 トンのブロンズ彫刻のほか,80 以上の芸術作品を紹介。作品の背後にある逸話やアイデアの元となっている数学の概念と方程式についても解説します。オーンズの示唆に富んだ説明によって,数学の原理の美しさがどのように創造性を触発したかが明らかにされます。 通常の数学の教科書では得られない,数学が本来もつ豊かさや神秘,不滅の美に触れることができます。世界で年々盛り上がりをみせる「マス・アート」について初めて学ぶ人にとっても最適なガイドブックです。
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「科学なしには,現代社会は語れない!」と言えるほど,科学は私たちの暮らしに根を張っています。しかし,そんな科学を少し勉強してみようかな,と思っても,科学の世界は広大で,「どこから手をつけていいかわからない……」と呆然としてしまうかもしれません。本書『図解 教養事典 科学』はそのような悩みを解決するのに最適な1冊です。 本書は,科学の分野を「数学」「物理学」「化学」「生物学・医学」「地質学・生態学」「テクノロジー」の六つにわけ,さまざまなテーマをコンパクトにまとめました。一つの話題につき1ページで,3分ほどで読める構成のため,毎日コツコツ読み進めるもよし,一気にすべてを読み通してしまうもよし。道に迷いがちな科学の分野で,本書が頼もしい道しるべになることは間違いありません。 科学の本を初めて読む人も,科学の知識をおさらいしたい人も,きっとご満足いただける内容です。
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戦闘機の戦闘能力は,搭載される兵器次第で大きく変わります。本書は世界で活躍する人気の高い名機とともに,各種ミサイルなど,戦闘機に搭載される空中発射兵器を300点以上もの美しい3D画像とともに詳しく紹介。名機の戦闘能力を兵装から解き明かします。 最強の戦闘能力を発揮するために,実際のミッションでは兵器とどのように組み合わされているのか。豊富な実例をあげながら解説した,戦闘機,兵器,戦略の実際について,多面的に理解できる一冊です。 巻末には,「現代の空中発射兵器一覧」も掲載。世界各国の軍で使われている約100種類の主な空中発射兵器のデータをまとめています。
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「サイン」「コサイン」「タンジェント」。三角関数に登場するこれらの呪文に,数学の授業で苦しめられたことがある人もいるかもしれません。一方で,三角関数なんて,聞いたこともない! という人も多くいることでしょう。
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元素はその個性を活かしながら,さまざまな形で世の中に貢献しています。
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「パラドックス」とは,前提条件や論理の展開にはおかしな点がないように思えるのに,受け入れがたい結論がみちびかれてしまう問題のことです。
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誰もが一度は,自分という存在について,考え込んだり,悩んだりしたことがあるかもしれません。本書は「人であるとはどういうことか」という疑問について,40年にわたって考え続けてきた哲学教授の考察をつづったものです。「夢の中で別人になった自分は,自分なのか?」,「1時間後に計画していた行動と別の行動をとった自分は,別人なのか?」「子どもの頃にダンサーになりたいと思っていた自分と,哲学者になった自分は別の人物なのか?」など,さまざまな例を用いて,その答えを探っていきます。 筆者のユニークな考えに触れることで,自分という存在について,まったく新しい発見を得ることができるでしょう。
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アメリカの人気料理番組の科学監修者であり,ベストセラー作家であるガイ・クロスビー博士。火を使い料理を初めた200万年前から現代に至るまでの人類の歴史と科学の進展をたどりながら,料理がなぜ人類の進化を決定づける要素となったのかを雄弁に語ります。クロスビー博士は,調理科学を学び,取り入れることは,家庭で料理をつくる人にとっても,プロの料理人にとっても重要であると説きます。なぜなら,調理科学への理解を深めることは,おいしさの理由を知り,美食の喜びをさらに高めることができるばかりか,慢性疾患の発症リスクを低減し,生活の質の向上にも役立てることができるからです。 各章には科学的原理を説明するコラムと著者選りすぐりのレシピも紹介しています。
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周期表は,過去200年の科学史上屈指の画期的な発見の成果ですが,その誕生に必要だったのは科学的器具でも実験でもなく,ただのペンと紙,そして才能あるロシアの化学者ドミトリ・メンデレーエフ(1834~1907)でした。メンデレーエフが周期表を作った1860年代当時,知られていた元素の数は63でしたが,今では118に及んでいます。 本書は,118の元素それぞれが発見された経緯や,それらの性質,実用例などをかんたんに,わかりやすく解説。「コバルトの名称は精霊ゴブリンに由来する」,「アメコミのヒーロー・スーパーマンに登場する架空の物質クリプトナイトが発見された?」など,こぼれ話を交えながら,楽しく読み進められる内容となっています。元素のことがゼロからわかる,入門書として最適の1冊です。
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一見,私たちの生活と何の関係もないように思える方程式の世界。でも,実は密接なつながりをもっています。コーヒーが冷める理由の裏には「エントロピー」が,快適なエアコンのしくみの裏には「ファジイ論理」が,金融市場には「熱伝導方程式」が,宇宙探査機には「フレネ・セレの公式」が関係しています。 本書では微積分や対数から相対性理論,エントロピーなど,現代社会で最も重要と思われる方程式を精選。50の方程式について,楽しいイラストや豊富な図解を使って,身近な例からやさしく解説していきます。 「ロケットはなぜ飛ぶの?」「万有引力って結局,何?」「ギャンブルは必ず胴元が勝つようになっているって本当?」「ネット検索って,どういうしくみになってるの?」——そんな疑問に答えながら,その裏にある方程式を一つずつわかりやすく紹介していきます。数学好きの方はもちろん,数学嫌いな方も楽しく学んで,“世界のしくみ”の裏側がスッキリわかる一冊です。
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微分積分とは,未来を予測するための数学です。位置や速度,株価など,さまざまな値がどのように変化していくのか,その未来を計算するときに微分積分は欠かすことができません。小惑星探査から,医療診断,経済動向の予測,携帯電話の技術など,さまざまなところで微分積分が使われています。現代社会は微分積分によって支えられているといっても過言ではないでしょう。
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画像認識や自動翻訳,話しかけたら答えてくれるスマートスピーカーなど,AI(人工知能)は,私たちの生活のいたるところで使われるようになりました。けれど,「AIとは何か」をきちんとわかっている人は,少ないのではないでしょうか。AI はコンピューターの中にあって,目に見えません。また,コンピューターやプログラムのしくみがわかっていないと理解しにくいものです。
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私たちは人生のおよそ3分の1を,眠って過ごします。睡眠は私たちの人生の大きな部分を占めているといえます。睡眠不足になると,体はつらいですし,気分も重くなります。仕事や勉強の効率も,落ちてしまいます。本書は,睡眠の基本やぐっすり眠るコツなどについて,楽しく学べる1冊です。“最強に”面白い話題をたくさんそろえましたので,どなたでも楽に読み進められます。どうぞお楽しみください!
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音速を超える速度で飛行できるジェット戦闘機。その歴史は第二次世界大戦中のドイツから始まります。第二次世界大戦が終結後,アメリカをはじめとする各国が開発競争を繰り広げ,ジェット戦闘機の技術を発展させてきました。その性能は急速に発展し,今や最高速度は時速3000kmを超えています。
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「脳」は,私たち人間にとってとても大切な器官です。では,脳とは何なのでしょうか? この質問に答えるのは,最先端の研究者でもそう簡単ではありません。 本書は,脳研究によって何が明らかにされていて,何がわかっていないかを,歴史的な経緯を踏まえながら解説します。現代の医学や科学の発展に鑑みると,脳の理解もさぞ進んでいることだろうと思う方も多いでしょう。しかし驚くなかれ,脳に関しては「わからないことだらけ」なのです。 脳は,全身の神経と密接な関わりをもっているため,とても複雑であるというのがその理由の一つです。その複雑な対象を前に,研究者たちがどのような手段をとったのか……。科学的な考え方だけでなく哲学的な観点を含めながら,さまざまな観点で解説します。 「脳とは何か?」 答えを求めた研究者たちは何を見たのか……。日進月歩で発展している脳研究の「今」を伝える,現代脳科学の理解に大切な一冊です。
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すぐれた人びとの残した偉業から血なまぐさい戦争と虐殺にいたるまで,本書は数千年にわたって繰り広げられてきた人類の歴史を,精緻なイラストと写真を豊富に添えて語ります。ジェレミー・ブラック教授は最新の歴史学理論の発展に刺激を受け,特に環境や都市問題,科学,政治,日々の暮らしの営みに着目し,私たちが過去を理解するための道を照らしてくれます。
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ヨガ愛好者は全国で800万人を超え,今後はさらに拡大していくともいわれています。本書では,主な30種類のポーズ(体位)について,美しいカラーイラストによる図解で詳しく紹介。解剖学の観点から,効果的なポーズの取り方のポイントなどを示していきます。
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★永久保存版・本格図鑑シリーズ第7弾★
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世界10か国語以上に翻訳され,世界中で読まれている第一級のテキスト『細胞の分子生物学』の最新版がついに発売となります。「第6版」は最新情報を網羅した大幅改訂版です。
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