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ニュートン別冊 宇宙のはじまり 最新版 (2025年12月15日発売)

ニュートン別冊

宇宙のはじまり 最新版

 

究極の謎に迫る─
138億年前に何がおきたのか?

宇宙のはじまり 最新版
 

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ISBN978-4-315-52981-4
A4変型判/オールカラー/176 ページ
発行年月日:2025/12/30
定価:1980 円(税込)

 

 

 私たちが存在するこの宇宙は,いったいどのようにはじまったのでしょうか?
 「はるか138億年前に宇宙は誕生し,すさまじい急膨張を経験した。急膨張の終わりとともに物質のもととなる素粒子が大量に生まれ,高温・高密度のビッグバン宇宙になった。その後も膨張はつづき,現在の広大な宇宙になった」。多くの研究者は,宇宙のシナリオをこのように考えています。しかし,急膨張以前の極微の宇宙がどのような世界だったか,それがどのように誕生したのかは,いまも謎につつまれています。
 本書では,宇宙の誕生にせまる宇宙論のあゆみを追いながら,現在有力と思われる仮説や,謎を解く手がかりの発見につながる宇宙望遠鏡や観測施設ついても紹介します。ぜひご一読ください。

 

CONTENTS

  • プロローグ
    かつての宇宙観
    宇宙は膨張していた
    宇宙の時空図
    プランク時代
    インフレーション
    ビッグバン宇宙
    宇宙はじまりのシナリオ
     
    1. 原始の光
    夜空の背景
    謎の電波
    ビッグバンの残光 ①〜③
    宇宙背景放射が明らかにしたもの ①〜④
    Column 1 CMBの「コールドスポット」
    Topics ダークマターの正体
    Column 2 ユークリッド宇宙望遠鏡で探る宇宙の進化史
    Column 3 AIを使って,宇宙の起源やダークマターの謎を解き明かす
     
    2. インフレーション

    【試し読み】

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    初期宇宙の急膨張
    ビッグバンモデルで解けない難問
    インフレーション宇宙論の登場
    急膨張をおこした力
    急膨張からビッグバンへ
    宇宙の構造をつくった急膨張
    天文観測による検証
    原始重力波 ①~②
    原始重力波の観測 ①~③
    新たな展開
    Topics インフレーション宇宙論を検証
    Topics インフレーション宇宙論 誕生物語
    Column 4 マルチバースを予言─永久インフレーション
    インフレーションQ&A
     
    3. ビッグバン宇宙
    ビッグバンのはじまり
    ヒッグス場の激変
    粒子と反粒子の謎
    原始の材料がそろった
    宇宙の晴れ上がり〜元素合成
    Column 5 重い原子核は,どこでつくられた?
     
  • 4. 「量子論」で考える宇宙創成

    【試し読み】

    newtonB_202512_No2-4.jpg

    宇宙を生みだした“無”
    一般相対論と宇宙
    量子論の登場
    電子の二面性
    状態の共存
    不確定性関係
    ゼロ点振動
    無のゆらぎからの誕生
    特異点からはじまる宇宙
    虚数時間ではじまる宇宙
    虚数時間とインフレーション
    多世界解釈
    宇宙誕生Q&A
     
    5. 宇宙誕生を解き明かす新理論
    量子重力理論
    超ひも理論
    幸運な宇宙
    エキピロティック宇宙論
    ループ量子重力理論
     
    6. 宇宙はふたたび「無」にかえるのか

    【試し読み】

    newtonB_202512_No2-6.jpg

    宇宙の未来
    ダークエネルギー ①〜②
    ビッグフリーズ
    宇宙の転生
    ビッグクランチ
    サイクリック宇宙論
    ビッグリップ
    真空崩壊
    Column 6 宇宙は真空崩壊をすでに経験していた?
    Column 7 ビッグリップは今後1400億年はおきない
     

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