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ニュートン別冊 時間とは何か 改訂第2版

ニュートン別冊

時間とは何か 改訂第2版

物理学でせまる!時間の正体
脳科学で考える!1日を最大限に生かす時間術

時間とは何か 改訂第2版
 
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ISBN978-4-315-52259-4
A4変型判並製/カラー4色刷/176ページ
発行年月日:2020年8月5日
定価:本体1,800円+税

 

 

 日々の生活の中で,時間は当たり前のように流れていきます。昔から人々は,時間を正確にはかる技術を求めて研究を重ねてきました。一方で,「楽しい時間は速く過ぎていく」など,時計の進み方とはちがう心理的な時間を私たちは経験しています。
 そもそも時間とは何なのでしょう。偉大な物理学者たちが時間のはじまりや終わり,その不思議な性質について思索を深めてきましたが,その正体はいまだ謎です。物理学では,過去や未来を行き来するタイムトラべルについての理論的研究も行われています。
 本書は,2018年に刊行された別冊『時間とは何か 新訂版』の改訂版です。忙しい現代人必読の「心理学的,脳科学的に考える効果的な時間術」をテーマにした章を新たに加えました。ぜひご覧ください!

 

CONTENTS

  • プロローグ
     
    1 心の時計,体の時計
    物理的時間とのズレ
    大人と子供の時間
    時間の知覚や予測
    体内時計
    時計遺伝子
    体内時計と病気
    Topics 私たちが思う「今」は幻?
    Column1 「決めた!」…それは本当に今?
    Column2 過去を現在として体験するには?
    Topics みえてきた生物時計のしくみ
    Topics 体内時計が医療を変える
     
    2 心理学で考える「時間術」
    体内時計と作業効率
    集中力を上げる方法
    しめ切りに間に合わない心理
    しめ切りに間に合わせる方法
    精神テンポ
    ライフスタイルと体内時計の変化
     
    3 「時間」の正体を探る
    アリストテレスの時間
    古代の“時計”
    ガリレオの大発見
    Column3 時計はどこまで正確になるのか?
    ニュートンの「絶対時間」
    アインシュタインの時間革命
    同時の相対性
    入り乱れる過去・現在・未来
    ブラックホールと時間
    それでも解けない時間の謎
    世紀の難問 ─「時間の矢」
    時間の矢とエントロピー
    時間の矢は逆転するか?
    時間の終わり
    時間のはじまり
    時間の最小単位
    物理学者たちの考える「時間」
    Interview リー・スモーリン博士
    物理学は,時間の正体をつかみかねている
     
  • 4 タイムトラベルを科学する
    SFとタイムトラベル
    タイムトラベル研究史
    未来への時間旅行
    光速の壁
    ブラックホールの利用
    球状の殻で安全に
    過去ヘの時間旅行
    過去がかわらなければよい?
    世界が分岐すればよい?
    ワームホールで過去へ
    宇宙ひも
    Interview キップ ・ソーン博士
    過去への旅が可能かは「量子重力理論」の完成にかかっている
    Topics ワームホールの見つけ方

     
    5 暦と時計
    Topics 時間計測の歴史
    Column4 1日の長さは,日々かわる
    Topics 時空のゆがみがはかれる時計
    Interview 香取秀俊博士
    世界中に光格子時計のネットワークをつくりたい
     
     
     

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