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ニュートン別冊 時間とは何か 新訂版

ニュートン別冊

時間とは何か 新訂版

最新科学で,時間の正体にせまる

品切

時間とは何か 新訂版
 
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ISBN978-4-315-52122-1
A4変型判並製/カラー4色刷/192ページ
発行年月日:2018年10月5日
定価:本体1,800円+税

 

 

 時間とは,いったい何でしょうか。哲学者アウグスティヌス(354 ~ 430)は次のような名言を残しています。「時間とは何か? だれも私に問わなければ,私は知っている。しかし,だれかに問われ説明しようとすると,私は知らないのだ。」
 なぜ時間は「過去」から「未来」へ流れるのか? 過去にもどることは不可能なのか? なぜ大人になると,1年が短く感じられるのか? 時間は,物理学や宇宙論,生命科学,心理学など,多くの学問分野にまたがる難問として,今なお研究者たちを悩ませつづけています。
 本書は,2016年7月に刊行した『時間とは何か 増補第3版』の新訂版です。物理学から心理学まで,さまざまな視点から時間の謎に徹底的にせまった本書を,ぜひご覧ください。 

 

CONTENTS

  • プロローグ
     
    1 心の時計,体の時計

    物理的な時間とのズレ

    大人と子供の時間

    時間の知覚や予測

    体内時計

    時計遺伝子

    体内時計と病気

    私たちが思う「今」は幻?

    コラム 「決めた!」…それは本当に今?

    コラム 過去を現在として体験するには?

    見えてきた生物時計のしくみ

    体内時計が医療をかえる

     
    2 時間の「正体」にせまる

    アリストテレスの時間

    古代の"時計"

    ガリレオの大発見

    コラム 時計はどこまで正確になるのか?

    ニュートンの絶対時間

    アインシュタインの時間革命

    それでも解けない時間の謎

    世紀の難問ー「時間の矢」

    ボルツマンのエントロピー

    エントロピー増大の法則

    「時間の矢」は逆転するか?

    時間の終わり

    時間のはじまり

    時空の最小単位

    物理学者たちの考える「時間」

    リー・スモーリン博士 インタビュー

     
  • 3 アインシュタインの時間論

    相対性原理

    光速度不変の原理

    時間は伸び縮みする

    同時の相対性

    入り乱れる過去・現在・未来

    時間の遅れと長さの縮み

    双子のパラドックス

    弟の視点

    兄の視点

    パラドックスの解決法・その1

    重力と時間の遅れ

    ブラックホールと時間

    加速と時間の遅れ

    パラドックスの解決法・その2

    ポール・デイヴィス博士 インタビュー

     
    4 タイムトラベルを科学する

    SFとタイムトラベル

    タイムトラベル研究史

    未来への時間旅行

    光速の壁

    ブラックホールで未来へ

    球状の殻で安全に

    過去への時間旅行?

    過去がかわらなければよい?

    世界が分岐すればよい?

    ワームホールで過去へ

    宇宙ひもで過去へ

    キップ・ソーン博士 インタビュー

    ワームホールの見つけ方

     
    5 暦と時計

    暦と時間ー精度への挑戦

    コラム 1日の長さは,日々かわる

    時空のゆがみがはかれる時計

    香取秀俊博士 インタビュー

     

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