私たちが「科学」とよんでいる学問は,かつて「哲学」とよばれていました。科学と哲学が分かれたのは,ほんの数百年前。その頃は,今では科学者とよばれているガリレオやニュートンも哲学者だったのです。 彼ら哲学者がさまざまな現象を見て,「なぜだろう?」と疑問に思ったことがきっかけで,科学技術が発展し,私たちの生活も豊かになりました。そして,「なぜだろう?」という疑問に対する答えは,長い間,さまざまな観点から,考えられてきました。それはまさに,科学的思考の歴史そのものだったのです。 本書では,古代から現代にいたるまでの哲学者たちの思考の歴史を,科学とのつながりに注目しながら,わかりやすく紹介していきます。知れば知るほど,面白い科学と哲学の世界。ぜひご覧ください!
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