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ニュートン別冊 死とは何か 増補第2版

ニュートン別冊

死とは何か 増補第2版

 

死にゆく体では何がおきるのか
死と向き合い克服する方法とは
死とは何か 増補第2版
 
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ISBN978-4-315-52334-8
A4変型判並製/カラー4色刷/176ページ
発行年月日:2021年3月5日
定価:本体1,800円+税

 

 この世に生まれてきたものがみな,さけられない宿命が「死」です。そして,死にいたる過程に「老化」があります。
 歳を重ねると,記憶力が弱くなったり,俊敏に動けなくなったり,しわや白髪が多くなったりと,能力や見た目に老いを感じることがあるでしょう。このような老化現象はどのようなしくみでおきるのでしょう。一方,老化の先にある死はだれにとっても未知の世界です。死にゆくとき,体の中では何がおきているのでしょう。寿命を決めているものは何なのでしょうか。
 本書は2019年に刊行された別冊『死とは何か』の改訂版です。生と死の境界線にせまる記事を大幅にリニューアルしつつ,死と向かい合う心理や,寿命をめぐる最新の研究成果を加えました。ぜひご覧ください!

 

CONTENTS

  • 1 体にみえる老化のしくみ
    脳の老化
    体の動きの老化
    視力の老化
    筋肉の老化
    骨の老化
    皮膚の老化
    髪の老化
    体型の老化
    生殖の老化
     
    2 生と死の境界線
    PART 1「死ぬ」とはどういうことか
    人体の限界
    死因
    死の三徴候
    脳幹
    死亡診断書
    検死
    脳死
    臓器移植
    Column 1 植物状態と閉じこめ症候群
    Column 2 細胞として“不死”になった女性がいる
    PART 2 死にゆく体では何がおきるのか
    臓器の機能停止
    突然の心臓停止
    脳波
    脳細胞の死
    死後硬直
    生と死のちがい
    Column 3 一切の生命活動を停止できる生物「クマムシ」の秘密とは?
    Column 4 蘇生した患者が語る「臨死体験」が医学誌に報告されている
     
     
     
  • 3 死と向かい合う心理
    死期の推定
    死の恐怖
    死の受容
    緩和ケアと看取りケア
    尊厳死と安楽死
     
    4 細胞の死と寿命
    PART 1 細胞の死とはどういう現象か
    細胞の2種類の死
    細胞の自殺
    無性生殖と有性生殖
    死と性
    原始的な死
    植物と死
    DNAの傷
    進化
    PART 2 寿命の不思議
    寿命ののび
    テロメア
    がん
    アルツハイマー病
    細胞の老化
    長寿遺伝子
    死の克服
     
    エピローグ
    Interview 養老孟司 博士
    死は科学で定義できない,社会に存在するものだ
    Interview 島薗 進 博士
    現代社会は,「生と死」についての考え方をどうかえていったのか
     
     
     
     

FAQ