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ニュートン別冊 最新iPS細胞

ニュートン別冊

山中伸弥教授が語る

最新iPS細胞

品切

最新iPS細胞
 
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ISBN978-4-315-52094-1
A4変型判並製/カラー4色刷/176ページ
発行年月日:2018年3月5日
定価:本体1,800円+税

 

 

 2006年,人類史上に残る大きな革命がおきました。「iPS細胞(人工多能性幹細胞)」の誕生です。iPS細胞は,体の中のあらゆる細胞になることができます。皮膚や血液の細胞など,いったん“運命”の決まった細胞が,その運命をリセットされて,ほかの細胞になる能力(多能性)を獲得してiPS細胞になるのです。このようなことは自然界ではおこりえません。
 iPS細胞は,ES細胞や組織幹細胞といった,ほかの幹細胞などとともに,体の必要な組織を再生する再生医学への応用が期待され,世界中で研究されています。何と,肝臓や腎臓などの臓器の再生という,SFのような話も現実味を帯びてきているのです。
 本書では,そんなiPS細胞の誕生秘話から再生医学の最前線まで幅広く紹介します。ぜひご一読ください。

 

CONTENTS

  • 巻頭特別インタビュー 山中伸弥
     
    1 究極の幹細胞 iPS細胞
    Part1 幹細胞とは何か?
    生物の再生能力
    ヒトの再生能力
    幹細胞
    全能性の細胞
    受精卵と多能性幹細胞
    細胞の分化
    多彩な幹細胞
    iPS細胞 Q&A(1)
    Part2 iPS細胞とは何か?
    ES細胞
    ES細胞の問題点
    細胞の初期化
    クローンES細胞
    山中博士の戦略
    ヤマナカファクター
    山中博士の大成果
    iPS細胞の問題点
    iPS細胞とがん細胞
    インタビュー 山中伸弥博士
    インタビュー 高橋和利博士
    インタビュー ジェームズ・トムソン博士
    iPS細胞 Q&A(2)
     
    2 幹細胞研究の最前線
    Part1 iPS細胞
    iPS細胞の臨床応用
    高品質で特別な医療用iPS細胞
    作製方法の改良
    望みの細胞を入手する方法
    次の臨床応用への見通し
    治療薬候補の探求
     
  • Part2 iPS細胞以外の幹細胞
    ES細胞や体性幹細胞の医療応用
    医療用ES細胞のつくり方
    インタビュー 山中伸弥博士
    組織を治癒させる「間葉系幹細胞」
    細胞移植ではない再生の研究
     
    3 臓器の再生医学
    心筋細胞のシート
    細胞シートの応用
    3Dバイオプリンティング
    細胞を使う3Dバイオプリンティング
    3Dバイオプリンターの活用例
    3次元の培養技術
    オルガノイドとは?
    肝臓のオルガノイド
    腎臓のオルガノイド
    動物の体内で臓器をつくる
    274種類の細胞マップ
     
    4 再生医療の実現へ
    インタビュー 髙橋政代博士
    インタビュー 岡野栄之博士
    インタビュー 髙橋 淳博士
    インタビュー 澤 芳樹博士
    インタビュー 武部貴則氏
    インタビュー 中内啓光博士
    ヒトクローンES細胞
    インタビュー ロバート・ランザ博士
     

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