星空観察は,誰でもはじめられます。双眼鏡や望遠鏡がなくても,星が見えにくい都会でも,まずは夜空を見上げてみましょう。きっといくつかの星が,またたいているはずです。 星空に興味が出てきたら,休日の夜,もっと星がよく見える場所に出かけてみましょう。春であれば北斗七星からはじまる「春の大曲線」,夏には七夕伝説の「織姫星」と「彦星」,秋なら真上に輝く「ペガススの四辺形」,冬には神話の狩人「オリオン」と「冬の大三角」などなど,季節ごとに移りかわる星々が,あなたを出迎えてくれるはずです。 本書は,星空観察の入門書です。同時に,知ると楽しい天文知識も満載しています。星空観察のガイドブックとして,知識の仕入れ先として,ご活用ください。