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ニュートン別冊 時間とは何か 増補第3版

ニュートン別冊

時間とは何か 増補第3版

品切

時間とは何か 増補第3版
 
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ISBN978-4-315-52046-0
A4変型判並製/カラー4色刷/192ページ
発行年月日:2016年7月25日
定価:本体2,593円+税

 

 

 

 2016年2月,大きなニュースが世界中をかけめぐりました。アインシュタインからの最後の“宿題”ともよばれていた「重力波」が,ついに観測されたのです。
 そもそも重力とは一体何でしょうか? 非常に身近な力ですが,いざ問われると意外と答に窮するのではないでしょうか? 重力波を予言したアインシュタインだけでなく,かつてガリレオやニュートンといった偉大な科学者たちも,重力の謎にせまってきました。その解明の過程で,物理学全体も大いに発展してきました。しかし今もなお,重力は多くの謎を抱えているのです。
 本書は,2013年3月に刊行したNewton別冊『重力とは何か』の増補第2版です。最新科学が解き明かす重力の正体について,より内容を充実させ,基礎からじっくりと解説していきます。ぜひご一読ください。 

 

CONTENTS

  • プロローグ
     時間とは何か

    絶対的な時間

    相対的な時間

    時間のはじまりと終わり

    生物に流れる時間

     
    1 ニュートンと絶対時間

    アリストテレスの疑問

    古代の"時計"

    振り子時計

    ニュートンの「絶対時間」

    時間の進む向き

    エディントンの「時間の矢」

    ボルツマンの「エントロピー」

    エントロピー増大の法則

    時間計測の歴史

    コラム 5億年前,1日は21時間だった

    コラム 1日の長さは,日々かわる

    コラム 小さな振り子を備えた多機能時計

    コラム 原子時計のように正確な時計はなぜ必要?

     
    2 アインシュタインと相対的な時間

    相対性原理

    光速度不変の原理

    相対性原理+光速度不変の原理

    重力と時間の関係

    コラム 時間を止めることは可能か?

    GPSと相対性理論

    世界一周の旅と相対性理論

    重力がもたらす時間の遅れ

    火星探査機がとらえた時間の遅れ

    双子のパラドックス

    パラドックスの解法

    コラム 時間には「最小単位」がある!?

    物理学者たちの考える「時間」

    リー・スモーリン博士 インタビュー

     
  • 3 タイムトラベル

    タイムトラベルのイメージ

    研究の歴史

    未来へのタイムトラベル

    光速の壁

    ブラックホールの利用

    ユニークなタイムマシン

    過去へのタイムトラベル

    過去はかえられない?

    過去はかえられる?

    ワームホール

    エキゾチック物質

    ワームホールの利用

    宇宙ひも

    キップ S. ソーン博士 インタビュー

    ワームホールのみつけ方

    コラム 反物質は過去にタイムトラベルする物質?

     
    4 時間のはじまりと終わり

    特異点

    ゆらぎから生じた宇宙

    トンネル効果

    無からの宇宙創生

    虚数時間

    無境界仮説

    超弦理論

    超弦理論の宇宙誕生モデル

    宇宙と時間の矢

    宇宙の未来

     
    5 こころと体に流れる時間

    私たちの時間の感じ方

    時間の認識にかかわる部位

    体重・年齢とテンポ

    生物時計

    体内時計と睡眠

    分子の振り子のしくみ

    時間をきざむ分子を探す

    体内時計と医療

    体内時計とアレルギー治療

    時差ぼけ

    意識上の時間の流れ

    コラム 「決めた!」…それは本当に今?

    コラム 過去を現在として体験するには?

     
     
      

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