ニュートン別冊 宇宙誕生

ニュートン別冊

時間をさかのぼり,究極の謎にせまる

宇宙誕生

 品切

宇宙誕生
 
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ISBN978-4-315-52077-4
A4変型判並製/カラー4色刷/160ページ 
発行年月日:2017年10月25日
定価:本体1,843円+税

 

 

 

 私たちが存在するこの宇宙は,いったいどのようにはじまったのでしょうか?
 「はるか138億年前に宇宙は誕生し,すさまじい急膨張を経験した。急膨張の終わりとともに物質のもととなる素粒子が大量に生まれ,高温・高密度のビッグバン宇宙になった。その後も膨張はつづき,現在の広大な宇宙になった」。多くの研究者は,宇宙のシナリオをこのように考えています。
 しかし,急膨張以前の極微の宇宙がどのような世界だったか,それがどのように誕生したのかは,いまも謎につつまれています。本書では,"ビッグバンの残光"からはじめ,時代をさかのぼりながら,最新科学がえがく宇宙のはじまりにせまっていきます。ぜひご一読ください。

 

 

CONTENTS

  • プロローグ
    かつての宇宙観
    宇宙は膨張していた
    ビッグバン宇宙
    ビッグバン宇宙の裏づけ
    インフレーション
    プランク時代
    宇宙はじまりのシナリオ
    本書の見取り図
     
    1 原始の光
    夜空の背景
    謎の電波
    ビッグバンの残光
    宇宙背景放射が明らかにしたもの
     
    2 ビッグバン宇宙
    ビッグバンのはじまり
    ヒッグス場の激変
    粒子と反粒子の謎
    原子の材料がそろった
    コラム 陽子の中は"過密な真空"!?
    元素合成
    コラム 重い原子核は,どこでつくられた?
    加速器でさぐる宇宙誕生
     
    3 インフレーション
    初期宇宙の急膨張
    インフレーション宇宙論 誕生物語
    ビッグバンモデルで解けない難問
    インフレーション宇宙論の登場
    急膨張をおこした力
    急膨張からビッグバンへ
     
     
  • 宇宙の構造をつくった急膨張
    天文観測による検証
    原始重力波
    原始重力波の観測
    驚異の予言
    新たな展開
    インフレーションQ&A
    インタビュー アラン・グース博士
     
    4 「無」からの宇宙誕生
    一般相対論と宇宙
    量子論の登場
    電子の二面性
    状態の共存
    不確定性関係
    ゼロ点振動
    無のゆらぎからの誕生
    特異点からはじまる宇宙
    虚数時関ではじまる宇宙
    虚数時間とインフレーション
    多世界解釈
    20世紀の宇宙論
    宇宙誕生Q&A
    インタビュー アレキサンダー・ビレンキン博士
     
    5 宇宙誕生の新理論
    量子重力理論
    力の統一
    超ひも理論
    空間のコンパクト化
    幸運な宇宙
    エキピロティック宇宙論
    インタビュー リー・スモーリン博士
     

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