2011年3月11日,東北地方の太平洋沖でマグニチュード9.0という,国内観測史上最大の超巨大地震が発生しました。なぜ東北地方でM9がおきたのでしょうか。本書では,この超巨大地震をさまざまな角度から検証していきます。 東北地方を襲った巨大な津波は,われわれの想像をこえるものでした。現在,各地の自治体が津波の被害想定の見直し作業を進めています。また,東北地方太平 洋沖地震の発生後には,多くの余震が発生しました。余震の回数は減っているものの,今後も大地震が誘発される可能性が指摘されています。本書では,今後の 地震や津波に備える取り組みも紹介していきます。 現在,福島第一原発事故の収束に向けた作業が進められています。廃炉に向けた中長期のロードマップ,放射能がわれわれの細胞にあたえる影響などをくわしく解説していきます。
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