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ニュートン超図解新書 最強に面白い 哲学

ニュートン超図解新書

最強に面白い 哲学

科学の起源は哲学! 現代科学と
向き合うために必須の哲学入門!!

ニュートン式 超図解 ニュートン式 超図解新書 最強に面白い  哲学
 
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ISBN 978-4-315-52746-9
新書判/200ページ
発行日:2023/10/10
定価:990円(税込)

 

哲学がはじまったのは,今から2500年以上前の,古代ギリシャの時代とされています。現代の私たちが「科学」とよぶ学問も,当時は哲学に含まれていました。哲学と科学が分かれたのは,17~19世紀ごろだといわれています。つまりガリレオやニュートンも,みな哲学者だったのです。

本書は,難解と思われがちな哲学を,図解とイラストでやさしく解説。古代から現代にいたるまでの哲学者たちの思考の歴史を,科学とのつながりに注目しながらたどっていきます。哲学の基本的なことを知りたい人にとって,最適の入門書です。

 

 

CONTENTS

  • イントロダクション
    哲学で考えられてきた大問題が,四つある
    現在は,哲学で考える問題と,科学で考える問題がある
     
    第1章 科学の起源は,古代ギリシャ哲学
    −紀元前6世紀ごろ:哲学のはじまり− ゼウスのせいにしても,満足はできない!
    −紀元前6世紀ごろ:最古の哲学者− タレス「観察したところ,万物の根源は水だ」
    −紀元前6世紀後半:ピタゴラス教団− ピタゴラス「万物を支配するのは,数の調和だ」
    −紀元前5世紀後半:原子論− レウキッポス「万物は,原子でできている」
    −紀元前5〜4世紀:万学の祖− 真の知を,3人の偉大な哲学者が考えた
    [コラム]哲学の「哲」
    [4コマ]「無知」をあばいたソクラテス
    [4コマ]世界三大悪妻の1人
     
    第2章 科学を育てた! 中世と近世の哲学
    −14世紀:オッカムのかみそり− オッカム「明確に知覚できないものは,認めない」
    −16世紀:近代科学の概念− ベーコン「観察の際には,思いこみは捨てるべき」
    −17世紀:自意識− デカルト「自分の意識だけは,確かに存在する」
    [コラム]デカルトの決闘
    −17世紀:物理学と決定論− 未来は決まっている,という考えが生まれた
    −17世紀:経験論①− ロック「経験を重ねると,バナナを認識できる」
    −17世紀ごろ:科学の誕生− 観察重視の哲学者たちが,科学を生んだ!
    −17世紀:機会原因論− ある状態をきっかけに,神が力をふるう
    [コラム]博士! 教えて!! 考える葦って何?
    −18世紀:経験論②− バークリ「とびらの向こうのイスは,存在しない」
    −18世紀:経験論③− ヒューム「条件が同じなら結果も同じは,幻想」
    −18世紀:ベイズの定理− ベイズ「多数の原因を仮定して,原因の確率を考えよ」
    −18世紀:コペルニクス的転回− カント「私たちの認識が,世界をつくっている」
    [コラム]社交的な哲学者カント
    [コラム]ケーニヒスベルクの時計
     
  • 第3章 科学と発展した! 近代の哲学
    −18〜19世紀:進歩思想− ヘーゲル「世界は,進歩しつづけている」
    −19世紀:ラプラスの悪魔− ラプラス「不確実なことは,何もない」
    −19世紀後半:エーテルの風− マイケルソン「エーテルの風が,とらえられない」
    [コラム]神は死んだ
    −19世紀後半:マッハの原理− マッハ「宇宙全体が回転したら,バケツの水面はへこむ」
    −19世紀後半:中立一元論− マッハ「人間が知覚しないところでも,存在している」
    −19世紀後半:科学的実在論− ボルツマン「目に見えないものも,存在している」
    [コラム]博士! 教えて!! 考える人って何?
    −19世紀後半:無意識− フロイト「人の行動は,無意識に支配されている」
    −19〜20世紀:ラッセルのパラドックス− 数学を論理的な真理にもどすことはできなかった
    −20世紀:論理実証主義− 論理的な分析方法で,科学を再構築!
    −20世紀:反証可能性− ポパー「仮説を反証可能であることこそが,科学」
    −20世紀:ヘンペルのカラス− ヘンペル「カラスを調べないで,カラスがわかるのか」
    −20世紀:ベイズ主義− どれが正しい仮説? 実験や観察データから考える
    −20世紀:パラダイム・シフト− クーン「革命的な理論が,科学に大転換をもたらす」
    [4コマ]繊細なウィトゲンシュタイン家
    [4コマ]哲学界を去り,また哲学界へ
     
    第4章 科学と歩む! 現代の哲学
    −個別科学の哲学− 研究者が,自分の専門分野の哲学を発展させた
    −時間の哲学− 時間の流れは,移動するスポットライト説
    −エントロピー増大の法則− 世界は,ばらばらになるように変化する
    −量子論の哲学− ネコの生死は,いつ確定するのか
    −多世界解釈− 枝分かれした世界が,同時並行で存在するかも
    [コラム]京都にある哲学の道
    −動物倫理− 動物にも,人間と同じ権利を認める考え方
    −生命倫理− 人の遺伝子は,改変してもいいのか
    −心の哲学①− 人間とコンピューターは,同じなのか
    −心の哲学②− 人間の社会性は,どう生みだされるのか
    −心の理論− 他人の行動を予測できるのは,なぜなのか
    [コラム]博士! 教えて!! 哲学者ってどんな人?
    −人工知能の倫理− 自動運転車の事故は,だれの責任なのか
    −公衆衛生倫理− 新型コロナのワクチンは,だれから接種すべきか
    −哲学マップ− 現代哲学の主な研究分野をみてみよう!
     
    さくいん
     

     


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