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ニュートン先生の無とは何か講義

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ニュートン先生の無とは何か講義

 
ニュートン先生の無とは何か講義
 
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ISBN978-4-315-53007-0
四六判/184ページ
発行年月日:2026/04/10
定価:1,540円(税込)

 

 

 「無」と聞くと,皆さんは何を思い浮かべるでしょうか? 「空っぽ」「空虚」「虚無感」等々,「何もない」状態を思い浮かべることでしょう。
 ところが,物理の世界の「無」は,そんなつまらないものではありません。物理の世界で「無」といえば,「真空」があげられます。真空とは,「物質がまったく存在しない空間」のことです。しかし,たとえすべての物質を取り去って完全な真空をつくりだせたとしても,その空間にはエネルギーが満ちており,見えない粒子で沸き立っているというのです!
 このような「無」の世界の研究は,古代ギリシアにまでさかのぼります。古代ギリシアでは,「完全な真空など存在しない」とされていました。そしてその考え方は実に2000 年以上にわたって信じられていたのです。ところが,17 世紀にトリチェリが行った真空実験によって,はじめて真空の存在が実証されると,「無」についての研究がさかんに行われるようになりました。無の追求は,「存在とは何か」の追求にもつながります。20世紀にはミクロな視点で物の存在について考える新しい物理理論「量子論」が誕生しました。量子論は,アインシュタインの相対性理論とともに「宇宙誕生」という,現代物理学が追求する究極の謎にせまる必要不可欠な理論となりました。これらの理論から,この宇宙は「無」から生まれたという考え方も誕生したのです。
 そう,「無」とは「何もない」どころか,ダイナミックかつエキサイティングな世界なのです。ニュートン先生の「無とは何か講義」で,「無」の面白さにぜひ触れてみてください。
 

CONTENTS

  • 【試し読み】NewtonT_mutohananika_1.jpg
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    1時間目:無の空間「真空」
    「無」から世界の本当の姿がわかる!?
    「真空」は存在するのか?
    大気圧と真空の存在が実験で証明された
    人工的につくれる真空の限界は1000 兆分の1気圧
    私たちの目の前には真空が存在している!?
    私たち自身も,実はほぼ真空!
    実はすべてがほぼ真空なのかも!?
     
  • 2時間目:ミクロな視点で考える「存在」
    あらゆる物質は素粒子でできている
    量子論を理解する二つの鍵
    波は現象,粒子は物質
    小さな物質は,波でもあり粒子でもある
    小さな物質は分身の術を使う
    「波」を観測すると「粒子」になる!?
    1個の電子は雲のようにぼんやりと存在する
    素粒子は太さのないひもなのかもしれない
     
    3時間目:真空は「何か」で満ちている
    真空には見えない物質が満ちている!?
    真空では,物質が生まれては消えている
    真空にはエネルギーがある
    真空はあやふやなもの
    陽子の中は,たくさんの粒子がひしめき合っている
    真空には「性質」がある!
    宇宙空間は光でいっぱい
    真空は“ 水あめ”みたいなもので満ちている!?
    「場」によって説明される世界の姿
    無の空間は曲がったり波打ったりする
    宇宙を膨張させる謎のエネルギー
    宇宙のあらゆる素粒子は真空から生まれた
    真空崩壊で世界が崩壊!?
     
    4時間目:宇宙を生んだ「究極の無」
    宇宙は時間も空間もない究極の無から生まれた
    宇宙は永久不変のものではなかった
    時間をさかのぼると宇宙は一つの点に行き着く
    宇宙の卵は生成と消滅をくりかえした!?
    宇宙は誕生直後に“ トンネル”を通ったのかも
    宇宙は生まれ変わりをくりかえしているのかもしれない
    宇宙空間は幻だった!?
     

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