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私たちは毎日,当たり前のように活動しています。 朝,目覚ましのアラーム音で目を覚ます。起き上がってカーテンを開ける。顔を洗い,朝食を食べる。遅刻しそうになって急いで走る。息を切らして駅の階段を登り,電車に飛び乗る。ダラダラと流れる汗を拭き,スマホを取りだして画面を開く—。 しかし,こうした何気ない活動のために,身体の器官がどのようにはたらいているのか,どれくらいご存じでしょうか? アラームの音をとらえる耳(聴覚),体を動かす筋肉,朝食を消化する消化器官。危機を察知し,体を戦闘モードに切り替える自律神経。走ると,心臓は心拍数を上げて肺へ送りこむ血液を増量し,肺はたくさんの酸素を体内にとりこみます。走って熱くなると,皮下組織が汗を出し,熱を放出してくれます。目は対象物に自動でピントを合わせ,ブレも補正します。そのため,あなたは走行中の電車の中でも難なくスマホを眺めることができるのです。 もちろん,これらは人体の機能のほんの一部にすぎません。人体は,髪の毛1本に至るまでそれぞれが重要な役割をもち,連携して私たちの生命活動を維持しているのです。 本書は,人体についてのニュートン先生の講義です。この本を読めば,人体の各器官がもつ,まるで精密機器のようなすぐれた機能やそのしくみに衝撃を受けるでしょう。 ニュートン先生の人体講義を,どうぞお楽しみください。 |
2時間目:長い長い消化の旅 |
食べ物を消化する10メートルの道のり 消化は口からはじまる 逆立ちしても,食べ物は胃にたどりつく 食べ物をドロドロにする胃 膵臓は,なんでも分解するすごいやつ 小腸の長さは,6メートル以上 大腸には,100兆もの細菌がすんでいる 人体最大の化学工場,肝臓 栄養は,いろんな場所で分解される 腎臓は血液のろ過装置 |
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