ニュートン先生の天気講義

 

知識ゼロから楽しく学べる!

ニュートン先生の天気講義

 
ニュートン先生の天気講義
 
Amazonでのご購入はこちら Amazonで買う 
ISBN978-4-315-52896-1
四六判/184ページ
発行年月日:2025/03/10
定価:1,320円(税込)

 

 


 「天気」は,私たちの生活にとても身近なものです。「今日は天気がいいから布団を干そう」といったささやかなことから,「台風」や「集中豪雨」など生命に関わるような災害まで,私たちの暮らしは天気に大きな影響を受けています。
 そのため,人類は長い歴史の中で,暮らしを大きく左右する“天気の秘密”を何とかして読み解こうと,努力を重ねてきました。それが集積したものが,現在の「天気予報」です。
 晴れたり曇ったり,大雨が降ったり,天気はめまぐるしく変化します。その変化をもたらす鍵となるのが,地球をめぐる「風」です。風は気圧の変化で生まれ,大きなうねりとなって地球をめぐり,世界中の地域にさまざまな気候の変化をもたらします。
そう,天気の変化とは,ダイナミックな大気の動きのことなのです。
 本書は,天気についてのニュートン先生の講義です。講義といってもむずかしいものではなく,先生と,科学に興味をもっている生徒の会話です。「雲ができるしくみ」に始まり,「なぜ雨が降るのか?」「集中豪雨はなぜおきるのか」「天気予報のしくみ」など,天気の秘密がたくさん詰まっています。この本を読めば,毎日の天気の変化が,より生き生きと感じられること でしょう。
 ニュートン先生の楽しい天気の講義を,どうぞお楽しみください。
 

CONTENTS

  • 【試し読み】newtonT_weather_1.jpg
newtonT_weather_2.jpg
newtonT_weather_3.jpg
     
    1時間目:「雨」や「雪」が降るしくみ
    雲の正体は,水や氷の小さな粒
    雲粒が合体して,100 万倍の大きさの雨粒ができる
    個性豊かなさまざまな雲
    積乱雲が大雨と大雪をもたらす
    不安定な大気が積乱雲を生む
    温かい空気と冷たい空気がぶつかる前線
    雪の結晶は,空からの“ 手紙”
     
    2時間目:天気の決め手「気圧」と「風」
    天気を左右する重要要素「低気圧」と「高気圧」
    四つの高気圧が,日本に四季をもたらす
    冬:シベリアからの冷たい空気が大雪を降らす
    春:シベリア高気圧の弱体化が春一番をよぶ
    梅雨:太平洋高気圧とオホーツク海高気圧がせめぎ合う
    梅雨明け:太平洋高気圧が梅雨前線を追いはらう
    秋:秋の空模様は,変わりやすい
    地球をぐるりとまわる偏西風
    偏西風に乗った温帯低気圧が,西から天気をくずす
     
  • 3時間目:「気象災害」と「異常気象」
    積乱雲が集まって台風になる
    台風はカーブをえがいて,日本にやってくる
    「スーパー台風」が日本にやってくるかもしれない
    巨大積乱雲「スーパーセル」が竜巻を生む
    線状降水帯が「集中豪雨」をもたらす
    30 年に1 度の極端な気象を異常気象という
    異常気象はさまざまな要因がからみ合っておきる
    地球温暖化は確実に進行している
    北極の氷が夏にはすべて溶けるかもしれない
    世界の気象を変える「エルニーニョ現象」
     
    4時間目:天気予報のしくみ
    陸,海,空,そして宇宙から大気を観測
    スーパーコンピューターで,地球の大気をシミュレーション
    計算値を翻訳して,天気予報は完成する
    天気図から天気がわかる!
    天気が一目でわかる天気記号
    春夏秋冬の天気図を見てみよう!
    温帯低気圧の一生を天気図で知る
    天気図を読んで,台風に備える
    専門家が使う「高層天気図」
     

FAQ