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合成生物学 人が多様な生物を生み出す未来(ニュートン新書)

合成生物学 人が多様な生物を生み出す未来

ジェイミー・A・デイヴィス (著),
藤原 慶(監修),徳永美恵(訳)

 
合成生物学 人が多様な生物を生み出す未来
 
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ISBN978-4-315-52537-3
/新書判/230 ページ
発行年月日:2022/04/15
定価:1100 円(税込)

 

 

 

 合成生物学は成長著しい科学技術の分野です。環境問題やエネルギー問題,再生医療などで幅広く活用できると期待されており,新たな産業革命をもたらすとまでいわれています。
 本書は,合成生物学の基本から,「環境問題」「医療」「工学」などへの応用,文化に与える影響など,さまざまなテーマで合成生物学を解説。合成生物学の要点と可能性をコンパクトにまとめています。合成生物学によって何が可能となり,そして,未来はどのように変わっていくのか。世界で最も注目されている分野の全容がわかる1冊です。

※本書は2021年発行『サイエンス超簡潔講座 合成生物学』をニュートン新書として発行したものです。
 

CONTENTS

  • 第1章 解析生物学から合成生物学への道
    生命を「つくる」時代が始まった/合成生物学の第一のルート/バイオテクノロジーの基礎/単一遺伝子組み換え工学の時代/合成生物学の第二のルート/生物学への工学概念の応用/生物学的概念の工学への応用
     
    第2章 合成生物学の現場
    生命の言語を読み書きする/モジュールを設計する/モジュールライブラリーを利用する/合成システムを生細胞に実装する/クロストークと「直交性」
     
    第3章 合成生物学と環境問題
    21世紀の環境問題/バイオ燃料による温室効果ガス生産量の削減/より効率的な食品生産/汚染の検知/バイオレメディエーション/商業利用への障壁
     
    第4章 合成生物学と医療
    人工代謝経路による薬物合成/免疫システムの向上/新たなパンデミックに対抗するワクチン開発/診断における合成生物学/合成生物学による生理状態の制御システム
     
  • 第5章 工学のための合成生物学
    建築とその構築環境/DNA内のデータ保存/コンピューティング/暗号学
     
    第6章 基礎研究のための合成生物学
    探求のためのツール/理解を検証するための構築
     
    第7章 生命をつくりだす
    生命を創造する理由/想定される生命の起源からのインスピレーション/合成触媒サイクル/格納場所をつくる/遺伝子への第一歩/次のステップ
     
    第8章 文化的影響
    教育/芸術/娯楽/倫理/恐怖/希望
     
    参考文献,引用元
     

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