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コロナによりウイルス性の感染症に目を奪われがちな昨今ですが,ペストや肺炎や結核に代表される細菌による感染症も,人類にとって大きな脅威であることに変わりはありません。人類は細菌に対し、抗生物質を開発して戦ってきました。その一方で,乱用から起こる耐性菌の問題は,病気そのものより重大なことがあります。抗生物質の乱用は個人を越え、土壌や水や家畜をも汚染し,細菌が耐性をもつ原因になります。すでにいかなる抗生物質も効かない感染症による死亡例が現れ,イギリスのさる研究機関により,2050年までに毎年1,000万人もの抗生物質耐性菌による死者が出る,との推定も発表されています。 本書はこうしたいたちごっこのような耐性菌と人間との闘いの歴史について,世界中の実例を基に解説。感染症に有効な抗生物質がほぼなくなりかけているという現実に目を向け,安易な抗生剤の使用に警鐘を鳴らします。 ※本書は2021年発行『菌 病原体を根絶せよ。人類と薬剤耐性菌の攻防史』をニュートン新書として発行したものです。 |
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