本当に感動する サイエンス超入門!
「メンタル不調」と聞くと、どのような印象をもちますか? 多くの人は気分の浮き沈みや心のもちようといった、目に見えないものを想像するかもしれません。しかし最新の医学や心理学において、メンタル不調はけっして実体のない概念ではなく、過度なストレスによる脳の炎症や萎縮、さらには腸内環境の悪化といった「身体の物理的な反応」が引きおこす現象といわれています。近年では、気圧の低下による「気象病」、スマートフォンが手放せないことによる「スマホ依存」など、現代人を取り巻くストレス刺激(ストレッサー)はますます多様化しています。こうしたストレスは、自律神経やホルモン分泌を介して心身に大きな影響をおよぼし、ときにはうつ病や不安症といった心の病の引き金にもなりえます。本書は、メンタル不調がおきるメカニズムやストレスが心身にダメージをあたえる理由について、最新の脳科学をふまえて追求しています。また「認知行動療法」をベースにした実践的なケアの手法や、しなやかに立ちなおるメンタルのつくり方についてもわかりやすく紹介しています。心のコンディショニングは、けっして根性論ではありません。体の健康を保つためにバランスのよい食事や睡眠をととのえるのと同じように、心も科学的に理解し、適切にケアしていく対象なのです。日々のストレスと上手に付きあう「心と脳の取扱説明書」として、ぜひ本書をお役立てください。