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本当に感動する サイエンス超入門!人体最後の秘境 脳はどこまでわかったのか

本当に感動する サイエンス超入門!

人体最後の秘境 脳はどこまでわかったのか

記憶をつかさどる海馬とは?
意識や感情はどこで生まれる?

サイエンス超入門! 人体最後の秘境 脳はどこまでわかったのか
 
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ISBN 978-4-315-52916-6
四六判/192ページ
発行日:2025/05/15
定価:1,320円(税込)

 

ヒトらしさを生む臓器として、古くからからさかんに研究がつづけられてきた「脳」。しかし解明されていないことはまだまだ多く、脳は「人体最後の秘境」ともいわれています。
脳には約1000億個もの神経細胞が集まっています。神経細胞は電気信号を使って互いに情報を伝えあい、天文学的な規模の情報ネットワークを構築しています。私たちの思考、感情、そして身体の動きは、脳がコントロールしているのです。
本書では脳の基本的なしくみをはじめ、記憶や感情、意識に焦点を当て、脳についてやさしく解説します。また脳と機械をつなげる最先端の技術や、おそろしい脳の病気とその治療法についても、最新の研究成果を交えながら紹介しています。
脳に関する正しい知識は、日常生活でも役立つにちがいありません。ぜひ本書を通して、私たちの脳のすぐれた機能とその奥深さを実感してください!

 

 

CONTENTS

  • 【試し読み】2504_science_brain_014-015.jpg
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    はじめに
     
    第1章 脳は人体の最重要パーツ
    脳は人体最後の秘境
    脳の基本構造
    大脳のしくみ
    大脳皮質の役割とは?
    右脳と左脳、それぞれの特性
    脳の神経細胞は1000億個以上
    神経細胞のはたらき
    脳の信号は〝電線〟を通って伝わる
    神経細胞をへだてる「シナプス間隙」
    信号伝達は「多数決」で決まる?
    神経細胞の興奮をおさえる「抑制性ニューロン」
    神経細胞の活動には「介護役」が必要
     
    第2章 謎多き記憶のしくみ
    さまざまな種類の「記憶」
    記憶にとって重要な「海馬」
    記憶をつくるのは、神経細胞の変化
    信号の受信機が増え、短期記憶はつくられる
    長期記憶に必要な「遺伝子のはたらき」
    学習すると神経細胞のかたちが変わる
    「スパイン」がシナプスを押す?
    よく覚えている記憶と、すぐに忘れる記憶
    学習には、直後の睡眠が効果的?
    サルに学習させると、脳が大きくなる
    タクシードライバーは海馬が大きい
    AIは人間の脳をまねてつくられた
     
  • 第3章 脳で生まれる喜怒哀楽の感情
    扁桃体を損傷すると、恐怖の表情を読みとれない
    扁桃体はさまざまな感情に影響している
    喜びや楽しさをつくる側坐核
    〝古い脳〟が感情を生む
    恐怖の起源は不快感?
    約300万年かけて「感情の生き物」になったヒト
    感情に影響される、私たちの決断
     
    第4章 意識の正体とは何か
    意識と深いかかわりをもつ大脳皮質
    睡眠中に意識はあるのか
    植物状態と意識
    見えないはずなのに見えている?
    私たちは意識して決断しているのか
    「行動は自分が決めている」という感覚は幻想?
    意識を生みだしている「脳の活動」
    ロボットに意識が宿る可能性はあるのか
     
    第5章 脳の解読はできるのか
    脳研究の最前線
    脳の信号を解読するAI
    「夢」の解読ができる?
    BMIで、脳の機能を拡張をめざす
    BMIにAIが必要な理由
    頭で考えたことをAIで文章化
    脳信号でテレビゲームをするサル
    BMIで実現される未来と課題
     
    第6章 おそろしい脳の病気
    40代から忍びよるアルツハイマー病
    アルツハイマー病が引きおこす記憶障害
    脳の不要物質が、アルツハイマー病の原因
    神経細胞を殺す「脳の掃除役」
    神経細胞の死を食い止める薬
    気分障害の患者は24年間で11 倍に
    うつ病患者の海馬は縮小することがある
    信号の伝達を改善する、うつ病の治療
    うつ病の治療に効果的な認知行動療法
    磁気刺激をあたえる「rTMS」が有効
     

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