「素粒子」とは,それ以上分割することができないと考えられる,究極に小さい粒子のことです。たとえば消しゴムを,カッターでどんどん細かく切っていったら,最終的に何になると思いますか? 物質が何でできているかを明らかにすることは,紀元前のころからの,人類の夢でした。 中学校で,物質は「原子」からできていると習った人も多いのではないでしょうか。しかし実は,原子はもっと小さい粒子に分割できます。「電子」「アップクォーク」「ダウンクォーク」という粒子です。そして現代の科学では,これらの粒子が,素粒子だと考えられているのです。 本書は,究極に小さい粒子である素粒子を,ゼロから学べる一冊です。“最強に”面白い話題をたくさんそろえましたので,どなたでも楽しく読み進めることができます。ぜひご一読ください!
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