数学の中でも,「数」は最も基本的な分野かもしれません。小学校や中学校の授業でも,整数や分数,素数などの,さまざまな数が登場します。 素数とは,「2以上の整数のうち,1と自分自身でしか割り切ることができない数」のことです。素数の定義は,シンプルなものです。しかしその背後には,奥深い世界が広がっています。たとえば素数は,いくつあるでしょうか。数が大きくなるにつれて,素数はみつかりにくくなります。ところが素数の大きさに,上限はありません。なんと素数は,無限に存在するのです。しかもこのことは,2000年以上も前にわかっていたといいます。 本書は,素数から世界一美しい数式まで,数と数式をゼロから学べる1冊です。“最強に”面白い話題をたくさんそろえましたので,どなたでも楽しく読み進めることができます。数と数式の世界を,どうぞお楽しみください!
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