|
プロの音楽家でなくても,私たちにとって音楽は身近な存在です。カラオケで歌を歌って楽しんだり,趣味でギターやピアノを弾いたり。ミュージシャンのライブやオーケストラのコンサートをよく観に行くという人もいるでしょう。最近では,アマチュアでも動画配信サイトで歌や演奏を披露したり,楽曲を制作して発表したりということもめずらしくありません。
日ごろ音楽を楽しんでいる中で,とくに科学を意識することはないと思いますが,音楽と科学はとても密接に関係しています。たとえばおなじみの「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」の音階は,数学的な考察から生まれたものです。科学者によってさまざまな音律も考案されるなど,音楽は数学の一分野として研究されてきました。
また,私たちの耳に届く音は,空気の振動が波となって伝わったものです。楽器にはいろいろな種類がありますが,どういったしくみで音が鳴っているのか,なぜ個性豊かで美しい音色をもっているのかも,物理で理解できます。
本書は音楽と科学の関係性をわかりやすくひもといた一冊です。朝日新聞の連載「すいエンス! 吹奏楽を科学する」とコラボした特別企画も掲載しています。音楽好きも科学好きも満足いくことまちがいなし。さあ,楽しい時間の幕開けです!
|