|
||
あらゆる災害の中で,地震は最もおそろしい現象だといえるかもしれません。地震の発生の予測が非常にむずかしく,いつも突然やってくるのが,その理由の一つでしょう。少しでもゆれを感じたら,SNSなどはその話題で持ちきりになります。ニュースやネット情報をすぐ確認するという人も多いはずです。 |
||
|
||
ISBN 978-4-315-52874-9 A5判/オールカラー/144ページ 発行年月日:2024/12/30 定価:1,480円(税込) |
||
|
1 なぜ日本は地震が多い国なのか
|
日本では過去に何度も大きな地震がおきている 巨大地震の多くはプレート境界で発生する 4種類の地震の発生メカニズムのちがい 実態の「マグニチュード」と実感の「震度」 日本各地には数多くの断層が存在する 活断層はどのようにしてみつけるのか コーヒーブレイク 地震速報は「地震予知」ではない |
2 甚大な被害をもたらした「東日本大震災」
|
「東北地方太平洋沖地震」はなぜおきたのか プレート同士の接着の強さが重要になる まったく想定外の場所が一気に大きくずれ動いた 2段階の津波が大きな被害をもたらした 巨大なアスペリティをどうやってみつけるのか マグニチュード9となった原因は複数ある? コーヒーブレイク 地震速報は“空振り”することもある |
3 「南海トラフ巨大地震」とはいったい何か
|
「南海トラフ地震臨時情報」がはじめて発表された! 南海トラフ巨大地震の想定される震源域 南海トラフ巨大地震はいつ発生してもおかしくない 震度6弱以上のゆれが広い範囲でおきる 新幹線並みの速さで押し寄せる津波 非常に広い範囲で複合災害となるおそれも 逆流した川が都市を襲うかもしれない 東海地方で想定される主な被害とは 近畿地方で想定される主な被害とは 四国・九州地方で想定される主な被害とは コーヒーブレイク ハザードマップで自分の住む地域の特性を知る |
4 地形すらも変えてしまった「能登半島地震」
|
|
5 首都圏でも「直下型巨大地震」はおきる
|
関東地方にも“地震の巣”は存在する 「関東地震」はくりかえし発生してきた 警戒すべきは関東地震よりも「首都直下型地震」 マグニチュード8.7の地震がおきるかもしれない 多くの死傷者,避難者,帰宅困難者が予想される 古い建物は倒壊してしまうおそれがある 地震による深刻な火災被害も想定される 液状化の影響で火力発電所が運転不能に ライフラインが深刻なダメージを受ける 道路や鉄道などの交通網が寸断される 港や空港も大きな被害が想定される 建物の耐震化で被害は大きく変わる 地震発生から3分でやるぺきこととは 避難前の一行動が,被害の拡大を防ぐ 最低でも3日間がしのげる準備をしておこう |
6 地震と連動するかもしれない「富士山噴火」
|
マグマ噴火は火山ガスの発砲によっておこる 噴火のタイプはマグマの“粘り気”で分けられる 日本には100をこえる活火山が存在する 火山の分布と南海トラフの深い関係 富士山は地震と連動して噴火したことがある? 富士山はいつ噴火してもおかしくない 未来のどこかで必ず「超巨大噴火」は発生する 超巨大噴火発生のメカニズムとは コーヒーブレイク 海底火山が新しい島を生みだす |