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14歳からのニュートン超絵解本 死の科学

    • 14歳からのニュートン超絵解本

 

 

14歳からのニュートン超絵解本死の科学

 

そのとき生物の体に何がおきるのか 死の科学

死の科学

死は,人がさけることのできない運命です。誰もが一度は死に思いをめぐらせ,ばく然とした不安を感じたことがあるでしょう。では,死ぬとはいったいどういうことなのでしょうか。人はなぜ死をむかえなければならないのでしょうか。死とは単純にこわいものというだけでなく,生物に進化と適応をもたらしてきた側面もあります。この本では,死に向かう体では何がおきているのかといった生と死の境界線や,細胞がもつ死や寿命のメカニズム,さらには死を間近にしたときの心の変化など,さまざまな切り口で死についてせまります。科学を通して死と向き合うことで,きっと死に対してこれまでとはちがう印象を受けるようになるでしょう。


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 ISBN 978-4-315-52633-2
 A5判/オールカラー/144ページ
 発行年月日:2022/12/15
 定価:1,480円(税込)
 

プロローグ

「死」は生きる者の宿命なのか?
 

1 生と死の境界線とは

命を保てる限界はどこにある?
世界の1年間の死者数は約5700万人
1分1秒をあらそう心停止の救命
神経細胞を延命させるために
死を判定する「死の三徴候」
「植物状態」は死ではない
「脳幹」こそが生命維持のかなめ
法律では,脳死は人の死ではない
コーヒーブレーク 閉じこめ症候群
診断書の書き方で死因が変わることがある
事件性が疑われるときは「法医解剖」で解明する
臓器移植で他者を死から救うこともある
コーヒーブレーク “臨死体験”とは何か?
 

2 死にゆく体でおきること

心臓が止まるまでの「負のサイクル」
心臓は,突然停止することがある
心臓が止まると何がおこるのか
ニューロンの“最後の現象”がとらえられた?
死後,数時間たつと全身の筋肉が硬直する
死と生のちがいは物質的にはわからない
時間の経過でみる死と生の差
外から得た材料で複雑な分子をつくる
年齢とともに老化する私たちの体
脳の老化は20代からはじまる!
天寿を全うなどといわれる「老衰」とは何か
コーヒーブレーク 老化を防ぐ過ごし方
 

3 細胞はどのように死ぬのか

体内ではつねに細胞の誕生と死がおきている
体をつくる細胞の死とは
やがて自死するタイプの細胞
分裂せず,寿命が長いタイプの細胞
異常な細胞を積極的にこわす「アポトーシス」
細胞の老化による死「アポビオーシス」
老化した細胞は,ごみを捨てられなくなっていく
コーヒーブレーク 老化した卵子で何がおきている?
生命活動に必要な「DNA」とは
DNAは活動するだけで傷だらけになる
DNAの傷は,修復されつつたまる
死は傷だらけの遺伝情報を断ち切る工夫
細胞の寿命と深くかかわる「テロメア」
DNAの傷は進化にも結びつく
コーヒーブレーク 細胞として“不死”になった女性
 

4 死と寿命の不思議

のびつづける世界の平均寿命
「がん」は,長寿化した私たちの宿命
細胞の老化は,がん化を防ぐセーフティーネット
「死」が進みすぎるアルツハイマー病
筋肉の衰えが生命の維持にかかわる
「活性酸素」が細胞を老化させる
細胞の老化を遅らせる長寿遺伝子
分裂しつづける細菌の生命は永遠?
「オスとメス」のしくみが死を生みだした
ヒトの遺伝子はこうして受けつがれる
生物によって寿命がことなる理由
ゾウリムシにみる「原始的な死」
植物は 「不死」になれる
コーヒーブレーク クマムシも寿命には勝てない
 

5 死と向かい合う心理

体の変化から死期を予測できる?
年齢が高くなるほど死へのおそれがやわらぐ
死を受け入れるまでの心の5段階
心と体の苦痛をどうケアするのか
安楽死や尊厳死の権利を考える
 

エピローグ

ヒトは科学で死を克服できるか
 


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