「身長が10センチメートルも伸びた」,「5キログラムの減量が目標」など,何かの量をあらわすときには,「単位」が必要です。現在,メートルやキログラムなど,七つの世界共通の基本単位が定められ,この七つの基本単位をもとに,力やエネルギー,電気量など,さまざまな単位がつくられています。 そして,単位の背後には,さまざまな「原理」や「法則」があります。これらはいわば,“自然界のルール”です。投げたボールが向かう方向,導線を流れる電気の量,親の特徴が子に遺伝する割合には,それぞれ決まったルールがあります。そうした自然界のルールを見つけだすことで,科学者たちは科学や技術を発展させてきました。 本書では,さまざまな単位および,法則や原理について解説します。本書を読めば,単位の種類や役割,そして自然界にはどのようなルールがあるのかについて,理解することができるでしょう。お楽しみに!
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