文系のための 東大の先生が教える 太陽と惑星

文系のための東大の先生が教える

太陽と惑星

はじめて学ぶ人でも、
どんどん楽しく読める!

文系のための東大の先生が教える 太陽と惑星
 
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ISBN 978-4-315-52822-0
A5判/カラー2色刷/304ページ
発行日:2024/07/10
定価1650円(税込)

 

 太陽系は,太陽のまわりをまわる八つの惑星,太陽に近い順に水星,金星,地球,火星,木星,土星,天王星,海王星で構成されています。「すいきんちかもくどてんかい」と覚えた人も多いでしょう。
 しかし,惑星のほか,冥王星のような「準惑星」や,惑星のまわりをまわる月のような「衛星」もあります。また,直径数メートルの岩石や,太陽のまわりを数百年かけてまわる彗星,そして準惑星でも衛星でもない「小惑星」も,太陽系の一員です。そして,これら太陽系の天体は,46 億年前,ほぼ同時期につくられたと考えられています。太陽系には,私たちの想像をこえる広がりと,長い歴史があるのです。そして現在,惑星探査技術の進歩は飛躍的に進歩し,太陽系の研究はさらに進み続けています。
 本書では,太陽系の天体について,生徒と先生の対話を通してやさしく解説します。本書を読めば,私たちが暮らす太陽系を,さらに身近に感じられることでしょう。お楽しみに!

 

 

CONTENTS

  • 【試し読み】Bunkei_SunAndPlanets_1.jpg
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    1時間目:太陽系とは何か?

    STEP1. 太陽と八つの惑星
    太陽系の探索が進んでいる!
    太陽系は,太陽のまわりを八つの惑星がまわっている
    太陽系の,個性豊かなメンバーたち
    地球がビー玉だとしたら,太陽は大玉転がしの大玉くらい
    太陽から海王星までは,新幹線でどれくらい?
    太陽系って,どれくらいの大きさ?
    太陽系がどうやってできたのかはまだ議論中
    太陽系の謎に挑む,さまざまな探査機
    太陽系を発見した古の科学者たち
    偉人伝①近代科学の父,ガリレオ・ガリレイ

     
    2時間目:太陽系の中心,太陽

    STEP1. 太陽系の中心にして最大の天体
    太陽ってどんな星?
    太陽は地球の直径の35倍の高さの炎を噴き上げている
    太陽は超巨大な天然の核融合炉
    太陽系を吹き抜ける「太陽風」は海王星まで届く
    地球に届く太陽の光は,22億分の1
    太陽の「黒点」は強力な磁石
    太陽の謎に果敢にせまる探査機や衛星たち

     
  • 3時間目:岩石の惑星 水星・金星・地球と月・火星

    STEP1. 太陽に一番近い惑星,水星
    水星は小さいけれど高密度!
    水星の地形はドラマチック!
    水星の1日は,地球の176日!?
    3回目の水星探査プロジェクトが進行中!

     

    STEP2. 厳しすぎる環境,金星
    本当は,生命あふれる星になったかもしれない
    金星の大気は,超高速で循環している
    金星の表面はほぼ,溶岩でおおいつくされている!

     

    STEP3. 太陽系で唯一,生命が存在する惑星,地球
    地球は磁気でバリアを張っている
    生命が存在できるポイントは液体の水と陸
    地球は46億年かけて現在の姿になった
    太陽光と地球の自転で偏西風が生まれる
    太陽光と地球の自転で海洋大循環がおきる
    地球に四季があるのは,地軸が傾いているから
    地球以外に,生命が存在する惑星はある?

     

    STEP4. 地球唯一の衛星,月
    月には水があるかもしれない!?
    月も地球のまわりをまわっている
    月は地球に巨大惑星が衝突したときの破片かも
    太陽がもたらす光と影「月の満ち欠け」
    「潮の満ち引き」は,太陽・月・地球の綱引き
    「月食・日食」は,太陽・月・地球の位置関係
    日進月歩で進む,月面探査
    月探査機SLIM が日本初の月面着陸に成功!

     

    STEP5. 地球によく似ている惑星,火星
    火星の環境は地球に似ている
    火星ってなぜ地球より小さいの?
    火星には液体の水が存在していた!
    今,火星に探査先が続々と送りこまれている!

     
    4時間目:ガスの惑星 木星·土星 氷の惑星 天王星・海王星

    STEP1. 太陽系で最大の惑星,木星
    木星の謎は太陽系生成の謎でもある!?
    木星の模様は,ガス!
    木星には3本のリングがある
    木星は大量の衛星をしたがえている
    エウロパには,酸素を含む海があるかもしれない

     

    STEP2. 巨大なガスの惑星,土星
    土星の大白斑は“嵐”だった!
    土星のリングの厚みはわずか数百メートル
    土星最大の衛星「タイタン」には液体の湖や川がある
    「エンケラドス」には生命が存在するかもしれない

     

    STEP3. 巨大な氷の惑星,天王星と海王星
    天王星は横倒しで自転している
    太陽系から最も遠い氷の星,海王星
    海王星は昔はもっと内側にあった
    衛星「トリトン」は,いずれ海王星に落下する運命
    惑星たちは,大移動をしていた!?

     
    5時間目:太陽系を構成するその他の天体たち

    STEP1. 準惑星と小惑星
    2006年に,「惑星の定義」が決められた!
    「小惑星」は太陽系の謎を解く鍵!?
    生命のモトは小惑星からもたらされたのかもしれない
    小惑星探査機「はやぶさ」「はやぶさ2 」が大活躍!
    海王星の外側にある無数の小天体「太陽系外縁天体」
    「彗星」は,“ 汚れた雪玉”?
    大気圏には,1日数十トンの「流星」が飛びこんでくる!
    「隕石」は,燃えつきずに地上に落下した流星
    太陽系の第9の惑星は存在するのか?
    太陽系の果てはどうなっている?

     
    6時間目:太陽系の誕生と終わり

    STEP1. 太陽系のはじまり
    138 億年前に宇宙が誕生したとき,無数の恒星が生まれた
    原始太陽は,“ 水素ガスの雲” から生まれた
    無数のちりが衝突して「原始惑星」が生まれた
    「岩石惑星」「ガス惑星」の誕生
    原始太陽から“ 現在の太陽” へ

     

    STEP2. 太陽はやがて燃え尽きる
    燃料が尽きた太陽はふくれあがる
    岩石惑星は,ふくれあがった太陽に飲みこまれる
    燃え尽きた太陽は,宇宙空間にポツンと漂う

     

        


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