文系のための 東大の先生が教える 減量の科学

文系のための東大の先生が教える

減量の科学

はじめて学ぶ人でも、
どんどん楽しく読める!

文系のための東大の先生が教える 減量の科学
 
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ISBN 978-4-315-52765-0
A5判/カラー2色刷/304ページ
発行日:2024/01/05
定価1650円(税込)

 

 新型コロナウイルス感染症の流行から在宅ワークがふえ,ここ何年かで「太った」と感じている人は多いかもしれません。しかし世の中にはさまざまな「やせるための情報」があふれ,何を信じていいのか迷うこともあるでしょう。
 たとえばプチ断食をつづけると,絶食日にタンパク質が崩壊し,さらに摂食日に食べすぎることで,脂肪がふえてしまいます。その影響で心血管疾患のリスクが高まることもあるので,注意が必要です。また睡眠時間が短くなると,食欲をおさえるホルモンが減少し,反対に食欲を増進するホルモンがふえるため,良質な睡眠をとることが重要になります。
 本書では,減量における科学的な知識や健康的にやせる方法について,生徒と先生の対話を通してやさしく解説します。減量にまつわる体のしくみ,脳のしくみを知ることで,無理のない健康的な減量を目指しましょう。

 

 

CONTENTS

  • 【試し読み】bunkei_2312_diet_014-015.jpg
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    1時間目:肥満と減量を科学的に理解しよう

    STEP1. 太るとはどういうことか
    「太る」とはどういう現象なのか
    1日の消費エネルギーはどのくらい?
    太っているかどうかは,BMI値でわかる
    肥満はさまざまな病気のリスクを上げる

     

    STEP2. 減量効果を科学的に考える
    太りやすい生活と太りにくい生活がある
    「プチ断食」は慎重に
    肥満の原因は「腸内環境」にあるのかも !
    睡眠が不足すると食欲が増す
    腸内環境は睡眠リズムにも影響していた
    「先に野菜から食べる」「よくかむ」のメリット
    カロリー制限の注意点
    最近注目されている「糖質制限」は有効なのか
    高タンパク質食は満腹になりやすい?
    軽い運動と激しい運動を組み合わせると効果的
    女性はやせにくい時期とやせやすい時期がある
    減量Q&A

     
    2時間目:やせるために知っておきたい代謝のしくみ

    STEP1. 代謝って何?
    栄養素の代謝とは
    中性脂肪を貯蔵する「脂肪細胞」のしくみ
    脂肪を消費して熱にかえる脂肪細胞もある
    栄養素は小腸で吸収される
    腸内細菌と代謝の関係

     

    STEP2. 代謝のしくみ
    糖から「ATP」ができるしくみ
    エネルギー物質「ATP」がつくられるしくみ
    脂質はエネルギーになり,細胞を守る膜にもなる
    不飽和脂肪酸と飽和脂肪酸
    タンパク質は分解されてアミノ酸になる
    代謝に欠かせない名脇役,ビタミン・ミネラル
    酸素を使わない代謝・使う代謝
    肥満と関連が深い糖尿病
    肥満がもたらすさまざまな悪影響

     
  • 3時間目:やせるために知っておきたい脳のクセ

    STEP1. 食べすぎるのは“脳”のせい!?
    ダイエットの成功は食欲のコントロールにあり
    甘いものが別腹なのは,脳に「報酬系」があるから
    条件づけ学習とドーパミン
    食べるか食べないか,自制心は「前頭前野」しだい
    自制心が生まれるしくみ
    「背外側前頭前野」をはたらかせよう
    せっかちな人は太りやすい?
    感情がゆさぶられると「食べすぎ」がおこる
    食べすぎは薬物依存と似ている
    ダイエットのポイントは条件づけ学習について知ること !
    知識や目標があれば,ダイエットは成功しやすい
    野生動物はなぜ肥満にならないのか?

     
    4時間目:健康的にやせるための食事と運動

    STEP1. 健康的にやせるための食事の秘訣
    カロリーとは何か?
    減量は急がばまわれ
    糖質中心の食事は空腹を感じやすい
    食事をするだけでエネルギー消費量が上がる?
    こんにゃくはなぜ低カロリーなのか?
    WHOが発表 ! 人工甘味料は減量に効果がない
    食事制限は健康にどれぐらい影響するのか
    基礎代謝量を減らさない野菜とは?
    「咀嚼」で太りすぎをおさえられる理由
    味覚と肥満の関係性
    同居人の食生活は影響する

     

    STEP2. 運動の効果を知って効率よくやせよう
    家事だってカロリーを消費している !
    リバウンドを防ぐには座っている時間を減らそう
    短時間の運動からはじめよう !
    筋肉を鍛えるメリット
    2種類のストレッチを使い分けよう
    やせていることが美しいという価値観が見直されている

     

        


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