光をあてて氷をつくる ●Phys. Rev. Lett 
2007年7月27日号
レーザー光をきっかけに水が凍るようすが,はじめて観測された。


 水は,0度Cになると,水中の不純物や小さな振動などをきっかけにして凍りはじめる。一度小さな氷のかたまりができると,そのまわりに水の分子が規則的に並び,大きな氷に成長する。
 しかし,不純物のない水(純水)をゆっくりと冷やしていくと,0度C以下になっても凍らない。このような現象を「過冷却」という。過冷却状態にある水は安定ではないため,わずかな振動で凍りはじめる。
 ドイツ,ゲッチンゲン大学のリンディンガー博士らは,過冷却状態の水にレーザーを照射して,氷に変化させることにはじめて成功した。その瞬間を高速カメラで撮影したところ,照射した部分が瞬時に熱せられて沸騰し,いくつかの泡が同時に発生したという。氷は,この泡が破裂した瞬間にできはじめたらしい。
 博士らは,今回の成果から,過冷却状態のさまざまな性質が明らかになるだろう,とのべている。


 

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