常温で氷をつくる ●Phys. Rev. Lett 
2005年8月19日号
高電圧をかけると室温でも水が氷に変化することが実験的に証明された。


 通常,地表の水は室温で凍ることはなく,0度C以下の温度で氷に変化しはじめる。これまでの研究によると,高電圧をかけると室温でも氷に変化することが理論的に予想されていたが,実験的に明らかではなかった。
 韓国,ソウル国立大学のチェ博士らは,高電圧をかけると室温でも水が氷に変化することを見いだした。必要な電圧は1メートルあたり100万ボルトで,これは,理論的な予想値の1000分の1だったという。
 水が氷に変化するには,水分子が結晶のように規則正しく整列する必要があるが,電気の力がこれを誘発したと博士らは考えている。理論の1000分の1の電圧で誘発する今回の現象は,予想とはちがうメカニズムがはたらいているらしい。博士らは,このような現象は,雷雲やナノメートルスケール(ナノは10億分の1)の電子デバイス内部で生じている可能性が高いとのべている。


 

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